【12のプログラム】のテーマ

 

「ふるさとeヨーガ」では12のプログラムを用意しています。これは様々な事象にインスピレーションを受けて生み出された独自のプログラムです。身体のありとあらゆるところに意識をむけ、五感も使い全身をもって、あなたの身体のすべてを感じていただきます。

 

1.「太古」のイメージ

生命を育んだ地球。その大地である「地層」には「太古」の記憶が刻まれています。私達は、その「太古の地層」から学びます。人の骨の数は、乳幼児で約350、成人で206本あります。関節の数は約260箇所です。これら人の骨格に注目し、それらを細かく動かしていきます。

 

2.「」のイメージ

人は、生命誕生から現在まで、その進化のすべてを包含しています。私達は、その生命の歩みから学びます。それは海の中の単細胞時代から始まり人間としての動きのルーツをたどります。

たとえばハイハイしかできない赤ちゃんが二足歩行出来るようになったりしますが、そうした「命の動き」に注目したプログラムです。これにより生命の源を蘇らせ、奇跡的な変化が訪れます。

 

3.「」のイメージ

人は頭部から手足まで、様々な部位の組み合わせで成り立っています。その大黒柱が、いわゆる背骨(脊椎)です。背骨は、人の骨格を支えていると同時に、脳と全身とをむすぶ神経の大動脈でもあります。

この背骨を「道」ととらえることで、全身をベストなバランス状態に保ちます。実際のレッスンでは、
背骨を縦に、横に、斜めに、とさまざまなポーズ(アーサナ)に取り組みます。

 

4.「子ども」のイメージ

大人も「童心に帰る」と言います。無邪気な子供の動きは、まさに「邪気が無い」のです。リズムを利用した流れある動きを通して、自然な心身へと調整をします。とくに五行に由来する暦「土用」の時期(四立:立夏・立秋・立冬・立春の直前)に行います。

 

5.「山河・大地」のイメージ

私達は、大地の上で生命の営みをさせていただいています。とくに山と河は大自然の雄大さをダイレクトに伝えてくれ、地球という生命を感じさせてくれます。ここでは座位や立位で不動さを身に付けたり姿勢作りや歩き方などの基本に取り組みます。

 

6.「草原」のイメージ

子供たちも、そして大人であっても「原っぱ」でゴロゴロとすることは楽しいはずです。広く大きな草原に身を置くことで、心と体を開放できます。現代の私たち生活では、こうした開放的な休息を得ることはなかなか困難です。私達は、この草原をイメージして休み方を学びます。

 

7.「高い空」のイメージ

小さな部屋、密集した住宅街、高層ビルに奪われた空…、私達の生活空間に自由が奪われています。空の広さ、空の高さ…、私達は自由を得られます。

ここでは楽しい前提で、関節に負担なく可動性を高める工夫に小道具として 日本の着物の「絹帯揚げ」や「お手玉」を利用します。会場によっては大きなバランスボールを使用し、股関節の可動性アップにつなげます。男女とも、泌尿器の機能維持に取り組みます。

 

8.「実り」のイメージ

人々は、収穫を望み、収穫を祝い、収穫を神々に感謝します。「実り」とは、すなわち「ごちそう」であり、まさに命の源です。カタカムナ(日本語の源流)を通して、言霊(ことだま)と、その思念に触れてゆきます。

 

9.「慈愛」のイメージ

無条件の愛、それは「慈愛」です。慈愛は、心と心の触れ合いであり、心と心の繋がりです。12経絡(けいらく)調整法、乾布摩擦、耳つぼ、頭皮マッサージなど、優しく触れることで、皮膚と脳と癒しの繋がりを知覚します。

 

10.「」のイメージ

マントラとは、仏や神々への讃歌の言葉(サンスクリット語)です。唱えられたマントラは風にのって世界をめぐります。またマントラは、「真言」と漢訳されています。

このマントラを風のイメージとしてとらえ、日本語の子守唄として歌うことや、マンダラを描くことで、平和への祈り、安寧への願いとして伝えます。

 

11.「雪」のイメージ

大自然からの美しい贈り物、それが「雪」という名の結晶です。一つとして同じカタチではない結晶体。美しさの中に儚さを秘めています。また降り積もった雪は、純白のその清廉さをイメージさせますが、不思議なことに温かさすら感じます。こうしたさまざまな雪のイメージを取り入れます。

とくに「ヤーマ、ニヤーマ、ダラーナ」などについて感じ考えるワークをし、また食べ物で出来ている私たちの細胞や食、さらに免疫について学びます。

 

12.「間(ま)」のイメージ

「物と物との間」「人と人との間」「事と事との間」、これら間(あいだ)は、何もないのではなく、とても重要な「間(ま)」があるのです。

「間(ま)」とは、意味のある「無」であり、大切な「空」なのです。「間(ま)」をイメージして瞑想を行い、またマインドフルネスに至るべく必要な呼吸法やヨーガの教えを伝えます。

実際のレッスンにおいて、いたるところに一息の「
間(ま)」を設けます。それにより間(ま)」の効果を体感していただきます。都市では静寂の空間は得られないこともあり、あえて音を出す「ブライマリ呼吸法」や聴覚を刺激するなどの精神的な静けさともたらすなど、様々な取り組みをします。